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同じ本を読んでも、人によって重要だと思うところが異なるため、当然、付箋を貼るところ、線をひくところが、自分と他人で異なります。
もちろん、その本が売りにしているような重要なところは、たいていの人と重要であると考えるポイントとして、重複するとは思います。
しかし、
それ以外の場所では、重要であると考えるポイントが、異なるものです。
これは、人がそれぞれ異なる人生を歩んできており、これまでの経験から、重要であると考えることに違いが生じているからこそ起きる相違です。
あなたは自分が知っていることを、当然であると思いますよね。
だから、本にかかれていることで、自分が知っていると思うところがあっても、そこに線はひきません。
しかし、
知らない人の場合、これは重要だ、と思って線をひくことになります。
一方で、
本当に優秀な人は、赤ん坊からでも何かしらの価値を見出して学ぶことができるといいます。
本もそれと同じように、著者が意図していないようなことであっても、文章を読んだときに気がついたことなどがあって、新しい発想がでてくることもあります。
それは、その本の記載を呼び水として起きた、読んだ人が独自に考えたことです。
ゆえに、同じ本を読んだとしても、別の人は、その思考について知ることはできません。
書評がもてはやされる理由の一つがそこにあります。
同じ本を読んだとしても、受け取り方、感じたことなど、自分とは違う意見を知りたいと思ったら、書評を見るのが一番よいからです。
タイトルが気になる本の書評を読んで、もし、自分の琴線に触れるような言葉や内容が一つでもあれば、その本を購読してよいと思います。
琴線に触れる箇所が。複数ある場合は、是非、購読しましょう。
本は、情報の価値に対して、とても安価ですから、損はしません。
自分で世の理に気づけるのであればよいのですが、そんな悟りをひらけるほどの修行をするくらいなら、本を読んで、気づきをもらう方が速いです。
そう考えれば、迷う時間がもったいないです。
誰かが読んだ本の書評から、名著に出会えることがあります。
自分がすでに読んだ本について、他人の書評を見ることで、自分が気づかなかった視点に触れることができます。
他人の書評は、ものすごく参考になるのです。