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[ツールとしての速読]理系シコウ速読 | 理系シコウ速読

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[ツールとしての速読]理系シコウ速読

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速読をやっていて、毎分何文字よめたか、ということに固執する人がときどきいます。

 

なんらかの大会があって、そこで腕試しするというのであれば、別にいいのですが、そうでなければ一分間に1万字読めたとしても、それ自体には大した意味はありません。

 

速読というのは、陸上の短距離走みたいなものです。

 

速読をしているときのような超集中状態を何時間も継続できるものではないのです。

 

しかし、

「人生は、重荷を背負いて遠き道を行くが如し」です。

 

だからこそ、
数分だけ一万字読めてもしかたありません。

 

それよりは、自分が以前よりも早く情報を手に入れられるようになったことを喜ぶべきです。

 

そして、速読できる時間を、すこし長めにできるように、気力と体力を温存することも重要になってきます。

 

 

 

私は、いつも集中しているわけではないのですが、休日に10冊読む(内容把握5分、付箋貼り25分、精読線引き30分で3回読みます)場合、あまりに集中しすぎると、気力と体力が持ちませんので、多少テキトーに流しています。

 

そりゃあ、やろうと思えば一万字/分くらい読めますけど、人生は短距離走じゃないですからね。むしろマラソンですからね。

 

 

 

それから、まともに一万字読むよりは、読む必要のない箇所を早急に見極めて、そもそも読まないようにするべきです。

 

大丈夫、あなたがそういう発想ができている人であれば、何も考えずにただ速く読めたらいいと思って、一万文字/分で読もうとばかりしている人に負けることはありません。

 

というよりも、そもそも個人個人がそれぞれに必要な情報を手に入れるための速読ですから、誰かと比べての勝ち負けの問題ではないのです。

 

そういった意味で、速読で一万字/分の速度で読めること自体に、それほど大した意味はない、と私は思います。

 

 

 

あるのかどうか知りませんが、もし、全国速読大会というのがあって、そこに出場する、というのであれば速く読むことだけにこだわってもいいと思います。

 

しかし、そうでなければ、ただ文字を読むスピードだけ上げることに固執しないほうがいいと思います。

 

もちろん、自分の限界に挑むのは良いことです。

しかし、やはりスピードを上げることだけに執着すると本来の目的を見失うでしょう。

 

 

 

あなたが速読を始めた理由はなんでしたか?

 

自分に必要な情報を早く正確に手に入れること、引いては、その情報を使って上に上がることです。

 

会社で出世することだったり、資格に合格することだったり、精神を向上させることだったり、
人それぞれだと思います。

 

しかし、決して、速読大会に出るためでは無かったのではないでしょうか。

 

何度も繰り返しますが、過去の速読していなかった時の自分と比較して、今の自分が速読を用いて時間を効率的に使えているのか、ということを考えた方が、よっぽど意味があります。

 

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