スポンサードリンク
タイトル
寺田昌嗣著
速読法として、私が一番影響を受けた本は、これです。
「フォーカス・リーディング」は、簡単に言えば、自分が知りたいことに対して焦点を定め、それを徹底的にサーチしていく読み方といえます。
ただ速く読むことばかりを主張する速読法とは異なり、速くよめたらいいのではない、多読すればよいというものではない、と諌めています。
まさにその通りで、速く読むこと自体が、我々ビジネスパーソンの目的ではありません。
速く読めても、本の内容をよく理解できてなかったり、理解していたことでも一年後には忘れていたりすれば、時間を無駄にしたことになります。
本をただただ多く読めたらいいわけではなくて、知識を得ること、得た知識を長期記憶に移行させて忘れないようにすることが重要です。
そのためには、読む本をある程度、絞らねばなりません。
また、読むと決めた本の中でも、自分に必要ないところは、読まないという判断を下さねばなりません。
だからこそ、自分はいま何を知りたくて本を手にしているのか、明確にしておく必要があるのです。
今現在はどうかわかりませんが、この速読法に関しては、著者が講師として直接学べる講座があります。
講座の値段は知りませんが、本で独学するのに比べると高価であることは、容易に想像できます。
講座に興味があり、経済的に余裕もあるので、今すぐに講座を受けてみたい、と思う人がいるかもしれません。
しかし、やはり最初は「フォーカス・リーディング」に関して、本を通してさわりだけでも知っておいた方が良いでしょう。