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ところで、あなたは新しい分野を勉強するときに、どのくらいの時間がかかるでしょうか。
新しい分野の勉強をするとき、おそらくは最低3冊、できれば10冊程度の本を読む必要があると思います。
(それは、卒業論文を書く学部生が、だいたい平均して10報くらいの論文を引いていることが多かったからという個人的な意見なのですが、それほど的を外してはいないと思います。)
新しい本を読むのに、だいたい1ページ1分くらいの時間がかかる人が多い事を考えると、単行本のページ数がだいたい200ページくらいですので、一冊読み終えるためには3時間くらいかかってしまいます。
一冊読み終えるのに、3時間かけたとしても、内容を自分の血肉とするためには、必要なのは、その3時間だけではありません。
一回読んだだけでは忘れてしまうことが多いので、復習することが大事になってくるからです。
復習するとき、前に読んだときの記憶があいまいであったり、内容を忘れてしまったりしますよね。
そうなれば、
せっかく捻出した最初の読書にかかった3時間が無駄になってしまいます。
どんな内容だったのか、大半を忘れてしまっていれば、また、読み直すことになります。
再度読む場合は、3時間かからず、2時間、もしくは半分の1時間半くらいで読めるかもしれません。
でも、忘れてしまってから読み直すのでは、学習効率が悪いことに変わりがないのです。
もし、あなたが速読をマスターできていたなら、これまで一回読むために必要だった3時間で、三回読んで、その後一年先までの復習にかける時間までまかなえてしまいます。
最初に三回も読むの?なんで?と思われたかもしれませんが、私の速読方法では、最初に3回読むことを前提としています。
そういうわけで、3回読んで、おなかつ、復習を繰り返すとなると、それなりに時間を要することになります。
劇的に時間がセーブできているわけではないので、さほど得した気がしないかもしれませんね。
しかし、
3時間で精読1回よりも、同じ時間で速読を繰り返す方が、断然に記憶の定着率がよいのです。
復習を繰り返すことは、記憶の定着のためには必須です。
復習に要する時間をねん出するために速読をするというのが、私の考えです。