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ここでのコストとは時間のことです。
時間をより効率的に使って、得られた情報を長期記憶化していきましょう。
まずは、図2を見てください。
この図は、効率の良い復習のタイミングを表したものです。
①②③は、速読での独学において、図1で行ったステップと同じです。
初日に、①②③と、三回読んでいますね。
この学習だけで終わると、このときは覚えているのですが、一年後は、きれいさっぱり忘れているでしょう。
一日で忘却される記憶は、だいたい90%くらいといわれます。
よって、図2の④のタイミングで、5分の読み返しを行ってください。
ここで、忘れていたこともあると思いますが、本の記述を見れば結構思い出すことでしょう。
続いて、約1週間後の図2の⑤のタイミングで、また5分で読み返す復習を行ってください。
これは、一週間くらいということで、きっちり7日後でなくてはならないわけではありません。
自分の都合で、変えてください。
5日目~10日目くらいの間であれば問題ないと思います。
ちなみに、
3日目も復習したい、という人もいますが、そんなに頻繁に復習を行う必要はありません。
他のことに時間を使いましょう。
そこまで頻繁にしなくても、図2のタイミングで復習すれば、記憶は、きちんと定着します。
さらに、図2の⑥である初日から起算して、3~4週の期間に、もう一度、5分の読み返しをして復習を行いましょう。
図2の⑦である初日から起算して、3~6月の期間に復習し、図2の⑧である初日から起算して、一年たったころに最後の復習をして完了です。
合計で、同じ本を8回読むことになるわけです。
繰り返し効果と、忘却しにくいタイミングでの復習で、インプットした情報は、あなたの脳内にきっと定着していると思います。
読み返しの復習は、一冊あたり5分なので、それほど時間をとらずに済むように思うのですが、一月あたり、10冊くらいの本を読んでいる人であれば、復習のタイミングが複数の本で同時に重なることもあります。
まとまると、結構な時間になることもあるので、一日で終わらせるのではなく、すこし日にちをずらして行うと良い思います。
それなりに精神力というか、集中力が必要なので、何時間も続けて読み返しの復習を行うのはしんどいですからね。
そのかわり、復習はさぼらずに、確実に行った方がいいと思います。
せっかく時間をかけて情報を収集したのに、復習しなかったために、忘却されてしまってはもったいないからです。